「あなたは今、運気が悪いので注意しましょうね」
これは、占い師が相談者にアドバイスをする時に
よくやってしまう間違いの一例です。
さて、あなたはこのアドバイスの
どこが間違っているかわかりますか?
ちょっと考えてみてください。
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答えは、
アドバイスになってないから
です。
「注意しましょう」というのは一見
アドバイスをしているように聞こえます。
でも、相談者からしたら
何をどうやって注意すればいいか
わからないのです。
具体的に何をすればいいかわからなければ
それはアドバイスとは呼べません。
ただ、結果を伝えているのに過ぎないのです。
本当の意味でのアドバイスは
鑑定結果を踏まえて
具体的にどうすればいいか
その改善策まで伝えることです。
例えば、運気が悪いという鑑定結果が出たなら、
何がどう悪いのかはもちろん、
運気を上げるためには何をすればいいか
まで伝えて初めてアドバイスと呼べるのです。
もっと言うなら、
なぜそうした方がいいのか?
その理由を鑑定結果と
併せて伝えることも重要です。
というのも、確かに改善策を
アドバイスしていはいるけど
それが自分の経験だったり一般論に
基づいている場合も少なくないんですね。
「私がこうだったから、こうした方がいい」
「こうするのが一般的」
といった具合で、知らないうちに
占いがどっかに行ってしまってるんです。。
でも、当たり前の話ですが、
相談者は占いで悩みを解決しに
来ているのです。
あなたの意見や一般論など
誰も聞きたくはないのです。
逆に、鑑定結果に基づいて
「こういう理由だから
こうすると運気が上がりやすくなる」
といったように理由とともにアドバイスをすると
相談者は納得し、満足度も上がりやすくなるのです。
ただ、自分がきちんと
アドバイスできているかどうかは
自分ではなかなか気づけないのもまた事実。
なので、特に駆け出しの頃は
経験豊富な占い師に
しっかりチェックしてもらうことを
おすすめします。
ちなみに、「人気占い師養成講座」の受講生に対して
鑑定シミュレーションで徹底的にフィードバックするのは
それが理由です。
それでは、また。
油井秀允